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お通じのはなし

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ふじみ野市マサキ薬局の 漢方なブログ です。漢方・健康情報を主体に書いて行きます。
漢方に関するご相談・お問合せは、左のLIMKSか右のプロフィールからどうぞ。

授乳中の赤ちゃんがいらっしゃる佐々木さんから「防風通聖散を服用していたが、授乳中は服用しないようにという注意があるのに気が付いた。問題ないだろうか」という問い合わせが過去記事の「服薬中の授乳 OK?10/01/08」のコメント欄にありました。

使用しないようにという注意書きがある理由を説明し、あまり心配なことはないという返事をしました。その中で便秘と解消方法を書いたのリーフレットを紹介すると書きました。

防風通聖散の能書には確かに「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」と記載されています。
その理由は、大黄という漢方薬が配合されているからです。
大黄は大腸を動かしお通じを付ける働きがあります。防風通聖散が便秘に効くわけのひとつです。
薬の母乳への移行に関しては、母親が服用した量の200分の1という微量が母乳に移行したというデータがあるので、微量ではあるが大黄の成分が母乳から乳児に入る可能性が考えられることになります。その場合起こる影響として赤ちゃんの便がゆるくなるかもしれないということです。そのため上の注意書きがあるわけです。
上記の注意は「赤ちゃんの便がゆるくなるかもしれないからお母さんは服用しないでください」ということと考えてよいと思います。
現実にいかがだったでしょうか。
赤ちゃんが下痢になったり軟便になったりしたでしょうか。
恐らく何の影響もないはずと推測していますが、万が一そうであってもお母さんが服用を止めれば薬の成分は体からすぐに出ていくので影響もすぐ無くなり心配ないと考えます。
万病のもとは風邪と言われますが便秘も健康の敵です。
佐々木さんもできるだけ薬や浣腸に頼らないで食養生や運動で解消されることをおすすめします。
マサキ薬局でお話するときに使っているお通じについてのーフレットを次のブログ更新で紹介したいと思っています。よろしかったらご覧なってください。

かなり以前のものですがこれです。

「032.pdf」をダウンロード

次回に説明を加えたいと思います。


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